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怪我・病気・入院

2015年02月06日

母の最期 No,2 救急車内でヒートショック? (-_-)

母の最期 No,1 あの日、起きたことの続き

迷いに迷って救急搬送することにした。救急車を呼んだのが31日1時15分頃。乗車した直後から顔色や体の色が悪くなっていた。なかなか発車せず、AED(心臓救命装置)を使い出した。あれ?これはもしかして?と茫然とし、手が届く母の足をさすっていた。救命士と搬送先の医師との会話で「車内が温まっていません」と言っていた。近い所からの救急車だったので、車内が冷えきっていた。

これは、ヒートショックを起こしていたのだろう。救命士も医師もわかっていたと思う。

血圧が低く弱っていた母は、室内(20度)と室外(6度)の温度差に耐えられなかった。救急隊の用意した毛布とカバーは冷えていて体温を奪う結果になった。真冬の深夜に救急搬送すること事態が無謀だったのだろう・・。たまたまかもしれないけど、可能性は高い。

AEDを何度も使いながらの搬送となった。モニターの脈拍は145前後だった。総合病院に到着してすぐ、医師が「このままでは呼吸が止まってしまいます。酸素チューブを挿れていいですか?」私はお願いした。3~5分後、医師に呼ばれて救急処置室に入ると、胸部圧迫をする心肺蘇生が行われていた。「心肺蘇生をしていいですか?」と、聞かれたら断っていた。私の無知で理解不足もあるだろう。

医師から「心肺蘇生をすると脈動はするが、生体反応がありません。」と説明を受け、中止してもらった。死亡時刻は、私が母から離れた時の2時12分となった。医師から「ご臨終です」という言葉は聞くことがなかった。死因は消化管出血。その後、医師から「救急外来に搬送された時は、既に心停止していました。」と言われた。「ご臨終です」の言葉がなかったのは、そのためなのかもしれない。

訪問診療との切り替え直前の出来事、医師の判断を仰ぐには救急搬送しかなかった。母の最期が近いことは感じていた。でも、内心どこか諦めていなかった。だから救急搬送し、治療の施しようのない状態なら、自宅へ戻して訪問診療との連携で看取りをすればいい、と思った。

救急搬送をするか?迷いに迷った大きな分岐点、この最後の悪あがきが・・。

これが私の招いた母の最期だった。1月中旬からレベルダウンした母。回復の見込みのない入院を避けられたとしたら良かったと思う。特に吸引の不十分なケアは、母にとって地獄同然だった。

何よりも、昨年10月の浣腸で直腸に穴(直腸穿孔)を開けてしまい、危篤に陥った時。母は「絶対に死ねない!」と思ったに違いない。驚異的な生命力で頑張って生還してくれた。この時、母が命を落としていたら・・と思うと耐え難いものがある。それを避けられただけでも十分過ぎる最期だったように思う。

こうやって回想しながら落とし所を探り、自己正当化している。介護者なら、いつか誰しも経験する心のパズルかもしれない。

2015年01月27日

諦めない! 頚椎椎間板ヘルニア? (・_・)?

検査入院しないことにしたけど、無策というわけには行かない。母の症状から病名を調べている。いちばん該当するのが頚椎椎間板ヘルニア。

*以下はド素人の私による憶測
母は敷地内の草取りに明け暮れたので、加齢と共に凄い円背(猫背)になってしまった。そのため、首に常に負担がかかっていた。拘縮はレビーやパーキンソンの影響もあるけど、頚椎椎間板ヘルニアもあったかもしれない。手足の痺れや痛みを伴っていたかもしれないけど、認知症のため意思表示できず。

そして、首への負担が加齢によって、とうとう崩壊?した。首と四肢に神経が伝達できなくなり、ブラブラ脱力状態になってしまった。不思議なのは、その時に母から激痛などの異変を伴わなかったこと。私が見ていた限り、そのような痛がる様子は感じられなかった。

首には神経が集中している。首だけでなく、両手両足もブラブラ状態になったことも説明が付く。排尿・排便障害に至ることもあるという。酷い場合には、呼吸もできなくなると。

現時点で排便も排尿もできることから、首と四肢に影響が及んでいる。これが、進行性か?否か?保存療法で緩和されるのか?というところ。

進行性か?否か?まではわからないけど、どのみち母には保存療法しか選択肢はない。保存療法で緩和されることに期待するしかない。四肢がブラブラなのは治らないだろう。しかし、身体的ダメージがここで止まってくれれば、命まで落とすことはないのではないだろうか?心疾患の頻脈も発生していない。

ケアマネさんは困るね。訪問リハや訪問入浴に指示を出す必要がある。ド素人の私の憶測では困るだろう。私は股関節を骨折した時を参考にすれば良いと思うけど、「医師からの許可や指示が欲しい!」というケアマネさんは困るわけだ。

近々、母の状態を見ながら主治医の病院へ連れて行こうと思う。だけど、首がグラグラでの乗車は危険。そこで、首を固定する装具をネットで購入。

訪問リハは今日を最後に、しばらく中止。今は安静が第一。手足ブラブラでリハビリしたって意味ない。排便管理も私がやっているので、看護的な入り方も現時点で必要ないから。訪問入浴は継続利用する。

ただ、首と四肢ブラブラ状態の母を目の当たりにすると、強気な気持ちがグラグラ揺れ動く・・。バイタル正常、顔色もいい、排便も排尿もあるし、頻脈もない。見た目に騙されるな。

2015年01月17日

仙骨部の褥瘡の手当を変更 & 毎夜の便失禁が続く (-_-)

仙骨部の褥瘡の手当、訪問入浴の看護師さんの指示通りにしていた。患部にワセリンを塗るだけ。尿失禁をしても患部のワセリンが尿を弾く。だけど、擦れればワセリンはなくなり、微量の出血が止まらない。

今朝から患部にワセリンを塗ってエアウォールを貼る手法に変更した。訪問入浴の看護師さんにこの手法を聞くと「知りません。やったことがありません。」と言う。

仙骨部という場所が厄介。尿失禁の影響で剥がれやすい。ワセリンを塗らずエアウォールを貼り、剥がれると患部に優しくない。回復途上の皮膚にダメージを与えてしまう。

そこで、剥がれることを前提に考えるとワセリンが必要。ワセリンを塗れば剥がす時に患部のダメージを最小限に抑えられる。この手法にしてから出血は止まった。貼り替えは1日に1~2回で良さそう。これで行こう。

仙骨部の負担になる車椅子、しばらく中止するつもりだった。だけど、昼食から車椅子にした。ヨックションを取っ払い、ロホ・クッションの再調整をした。今までより仙骨部の凹みと周囲との高低差を大きくしてみた。これで様子見。

それから今日も就寝前に便失禁に見舞われた。状況は昨日書いた通り。 夕食中に過呼吸になり、吸引してもダメ。車椅子の角度を色々変更してもダメ。処置なし・・。

栄養剤注入後、50分の安静時間の後、ベッドへ移乗。そこで便失禁に気づく。この時だけが軟便で下痢はしていない。この便失禁、便が体の前方に出てくるんだよ。座位の影響で行き場を失った便が、酷いとヘソ周辺にまでせり上がって来る。尻側の汚染と違って処置が厄介。母には悪いけど、ショックで面倒で平常心を失ってしまう・・。あ~、勘弁してくれ・・。

2015年01月16日

仙骨部の褥瘡の対処が難しい & 毎夜の就寝前の便失禁 (-_-)

やばいよやばいよやばいよ・・仙骨部の褥瘡が少し悪化している。エアウォールは尿失禁などの影響で翌日には剥がれてくる。

訪問入浴の看護師さんのアドバイスを受け、昨日からエアウォールをやめ、ワセリン塗ってガーゼで保護に変更。尿失禁で汚染されるので頻繁な張替えが必要。今日の訪問入浴で、看護師さんが「ガーゼはなくても良いですよ。尿パッドがガーゼの代わりと考えて。」なるほど、今夜からガーゼを外してみた。

とにかく、仙骨部への圧迫を避けるしかない。いちばん負担の大きい車椅子の使用をしばらく中止することに。 介護仲間からの情報を得て、エアーマットの変更も考えている。

それから、最近毎夜で便失禁に見舞われている。もう5日ほど連続・・。どういう状況下で発生しているのか?わかった。夕食の注入中、喉の奥に痰がある状況で、いくら吸引しても取れない。霧吹きしても取れない。マスクしてもダメ。なすすべがない・・。 こういう状況下で過呼吸が発生する。この状態で息んでしまうのか?便失禁に繋がるようだ。

今日の夕食はベッドで少し右側臥位だった。これでも発生した。明日は完全右側臥位にしてみよう。

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入浴後の睡眠
母にとって至福の時かもしれない
散髪もしてスッキリ 

2015年01月14日

今度は仙骨部に褥瘡 & ウンコの汚れは石鹸で (・_・)

やばいよ、やばいよ・・常に褥瘡の危険があった仙骨部。2mm位の皮むけで少量の出血、そして完治を繰り返していた。最近は皮膚の保護にエアウォールを貼っていた。でも、失禁などで剥がれやすい。この部分に関してはパーミロールでも同様。

昨夜、エアウォールが剥がれてしまい、3mm位の皮むけが発生。褥瘡と言っていいだろう。今日の訪問入浴で洗浄してもらい、エアウォールで保護。

右腰も褥瘡リスクが高いのでエアウォールを貼っている。こちらは剥がれることなく貼り付いている。褥瘡を予防するためにドレッシング材を貼るのは十分に効果があるようだ。

今日の訪問入浴で、左腰の褥瘡の処置もしてもらった。入浴中にエアウォールを剥がし洗浄。カサブタが剥がれ、新しい皮膚が現れた。再度、エアウォールを貼って保護。完治までもう一息。

しかし、困ったな。左腰も褥瘡、仙骨部も褥瘡だ。体交のバリエーションがないじゃないか!右側臥位の角度でバリエーションを作り出すほかないってか・・。

仙骨部の褥瘡は、車椅子で仙骨部の除圧が難しいことが原因。昨年6月、車椅子のクッションをロホ・エンハンサーにしてから、座面のヨックションを取っ払っていた。また座面に敷いたところ、除圧できていた。ロホ・エンハンサーの調整不足だったかもしれない。

最近、気づいたけど便失禁で汚れた衣類は石鹸で洗うと綺麗になるんだな。この前、便失禁で純白のボクサーパンツが汚れ、黄色く変色してしまった。合成洗剤で洗っても落ちない、漂白剤を使っても落ちない!石鹸で洗ったところ綺麗に落ちた。こういう主婦の知恵みたいな事が私には欠けている。料理にしてもそう・・。

私の石鹸洗濯の方法は・・洗濯機(二槽式)に少量のお湯を張り、ネットに入れた固形石鹸をドボン。7分ほど回すとモコモコと泡が出る。そこで石鹸を取り除き、お湯を追加して洗濯している。(時間が経つと落ちなくなるので、すぐ洗う必要がある)今まで便失禁で色落ちしなかった衣類は捨てていた。あー、石鹸で落ちたのかよ・・。

2015年01月04日

褥瘡は思ったよりも酷かった (-_-)

昨年12月21日から発生した左腰の褥瘡がなかなか治らない。左側臥位は、着替え時以外一切していないというのに。思ったよりも酷かったようだ。最初は、ちょっとした皮むけで大したことないように思えた。でも、この時点で皮膚の深い所までダメージを負っていたのかもしれない。

エアウォールを貼っているけど、2日の訪問入浴時に張替え。普段はパーミロールを使っている看護師さんによると、エアウォールの方が薄くて貼りやすいそうだ。

想定外だったのが、浸出液が乾いてカサブタ状になってしまう。見た目にはわからない穴が開いている?と、思ったけど違うようだ。張り替えた後も患部の浸出液が乾いてくる。どうも、通気性が良すぎるようだ。これでは湿潤療法と言えない。ワセリンを塗って貼った方が良さそうに思う。明日の訪問入浴で看護師さんい相談しよう。

母の肌着は私と兼用。着せ替えは楽だけど、男性用のLは大き過ぎる。ヨレヨレなので買い替えることに。今回はMにサイズダウンしてみることに。イオンに行って良い肌着を見つけた。

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980円
ベトナム製

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 綿90%ウール10%

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これは暖かさそう
もっと凄いのもあるけど、かさばるのでパス

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母にも着せやすくサイズも問題なし
私も大丈夫だった^^

2014年12月28日

左腰の褥瘡 仰向けと右側臥位で切り抜けろ (・_・)

21日から発生した左腰の褥瘡。患部の圧迫を避けるために左側臥位は禁止。右側臥位だけだと、今度は右腰が褥瘡になってしまう。普段は噎せやすいので避けている仰向けを入れるしかない。

昨夜は仰向けだと噎せまくり、3時過ぎまで四苦八苦していた。でも、前日も前々日も予想外に噎せずに眠っていた。 

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今夜は大丈夫?

昨日、褥瘡にエアウォールを貼った。今日は、いい感じで浸出液が患部を覆っている。ただ、これ以上の浸出液が出ると漏れることになりそう。このまま湿潤療法で新しい皮膚が形成され、浸出液が体内に吸収され完治すればいいのだけど。

湿潤療法に関して、凄くわかりやすい解説をしてくれているHPを見つけた。やはりガーゼはダメだったんだ。

ウェット療法(湿潤療法)
佐久間内科小児科医院 
 
毎度のごとく四苦八苦しているのは、栄養剤注入中の噎せ。喉の奥の痰が取りきれないんだな。

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喉が不快な時のポーズ

右手は喉元にアッパーカット、左手は右足太ももに一直線、右足は左側へピーン!ベッドから車椅子へ移乗する前から喉の痰が取りきれないんだな。霧吹き作戦は、かなり効果があるけど、ダメな時はダメ。あまり大量に吹くのは水が気管に流れて危険だし。

ケアマネさんからネブライザー(吸入器)で喉を潤し、痰を柔らかくして吸引しやすくする方法を教えてもらった。そういう薬もあるのだそうだ。検討してみようか。

今日は私の誕生日で25歳と300ヶ月になった。50?なんのことです?50歳になってしまったー!はぁ~~・・。

2014年12月27日

ドレッシング材のエアウォールを試す (・_・)

傷口や肌を保護するフィルムドレッシング材、代表的なのがパーミロール。訪問入浴の看護師さんが常に持っていて、必要性に応じて貼ってくれる。家でも常備品として欲しい。ところが、買うとなると結構高い。ドラッグストアをはしごして探したけど、同様の物はなかった。ネットを駆使して探したところ、エアウォールというフィルムドレッシング材を発見。

更に、LOHACOでエアウォールの100mm×5mが税込み1641円と買いやすい値段だったので購入。購入者の評判も良さそう。買うにあたり、50mm幅もあってサイズに迷った。訪問入浴の看護師さんに聞くと、用途に合わせて100mm幅を切って使っているそう。私も100mm幅に。パーミロールの100mm×10mは税込み3888円。m単価はエアウォールが少し安い程度。

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ゼロ感覚フィルムドレッシング エアウォール
100mm×5m

ムレに、サヨナラ。はがれに、サヨナラ。つっぱりにサヨナラ。・・なんだと。5mあれば当分は大丈夫だろう。

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 ロール状になっている
エアウォール貼り方のコツ

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 誰か手相を・・
じゃなくて試しに貼ってみたけど、わかるかな?

パーミロールと遜色ない・・というか、違いはわからない。エアウォールの方が薄いかも?まず、私の帯状疱疹に貼ってみたところ、凄く快適。ガーゼで保護してテープでとめると、体を動かした時に突っ張っり不快だった。

そして、母の左腰に褥瘡ができたため、右腰に負担がかかってしまう。先手を打っておこう。

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 褥瘡リスクの高い右腰に貼ってみた

ここはエアーマット導入前の2005年に深い褥瘡ができた所。その時のことは、2006年2月18日の日記で触れている。

左腰の褥瘡にワセリン塗ってガーゼで保護していた。ワセリンをたっぷり塗ってもガーゼで吸収されて湿潤療法とは言えない。早速、エアウォールを貼ってみた。浸出液で少し膨らむと思う。それが湿潤療法となるはず。

それから、60%オフの安いカット綿を発見
 
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 Sコットンカット綿7号 7cm×7cm 500g
ロハコで税込み820円

ちなみに中国製

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 デカイんだよ・・

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 今までガーゼタイプを使ってきたけど、これは脱脂綿
十分使える

胃ろうからの浸出液の吸収と、胃ろうのバンパーの接触から肌を守るために使う。あと、目ヤニ拭きや傷などのケアなどにも使えて便利。

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 洗う成分が100%植物性のボディソープ

退院後、母の肌がカサカサで皮膚からのフケが凄い。ここまで酷いのは初めて。入院時の垢が落ちてない?訪問入浴で使う洗剤が合わないのかも?保湿成分も入っているので、今後はこれを使ってもらうことにする。

2014年12月09日

巻き爪用クリップを紛失し再購入 (・_・)

昨年9月から開始したドクター・ショール「巻き爪用クリップ」。時々装着していた。しかし、10月末の入院時に装着していて、外してポケットかどこかに入れたまま紛失してしまった。なので再度購入した。どのみち性能が落ちていたので替え時だった。

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前回購入したのはL(19mm)サイズだったけど
今回購入したのはM(17mm)サイズ

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 現在の状態
入院の影響で皮むけ発生

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 すっかり巻いている

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 装着

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 M(17mm)が適切なサイズだったようだ

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 テープで固定して完了

巻き爪は、根本的な原因が直らない限りまた発生してしまう。巻き爪用クリップの継続利用が必要なんだな。

今日の母
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まだ額と鼻の左側が赤い
発熱はなし

昨夜は、このところの疲れがドッと出た。二度寝してしまい朝寝坊・・。

2014年12月05日

歯の膿による感染が拡大 抗生剤頼み (-_-)

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今朝の母
腫れは引かず、額や頭にまで拡大
38度の発熱

もうダメだ! 今日は主治医の病院に行き、総合病院の口腔外科を紹介してもらおう。昨日の歯科に行っても検査はできない。

しかし昨夜、下剤のアローゼンを服用している。排便後に主治医の病院へ行こう。ところが、便が出ない。なんで?そうだ、抗生剤の影響で便が硬くなっているんだ。摘便したけど少ない。早くしないと午前中の診療が終わってしまう。

浣腸をすることに。慎重にノズルを入れて・・浣腸で直腸に穴を開けた時のことが蘇る。ダメだ!怖くてできない!浣腸を中止し、主治医の病院へ行ったのが11時過ぎ。

昨日の歯科でのことを話すとCTを撮ることに。「右上顎の骨は白く映っているのに、左上顎の歯の骨が見えません。この部分に膿が溜まっているか?何かしらの異変があると思います。腫れは皮下組織を上昇して頭に拡大しています。クラビットより強い抗生剤を出します。それで様子を見ましょう。」「腫れが引いても歯の問題がある限り再発するかもしれませんよね?」「そうです。でも、今はこの炎症を食い止めることが先決です。歯のことはその後で良いです。」その問題の歯を治療してくれるところがない!

ここだ!ここが今日の最大のポイントであり、重要な分岐点だ。口腔外科を紹介してもらえば、歯の治療も見えてくる。母の歯の治療は、どこの開業医の歯科でも無理だろう。意を決して「医療センターの口腔外科を紹介してもらえませんか?」「あー、あそこは当日診てくれるかどうか?わかりました。連絡をとってみましょう。」

しばらくして、すぐに診てもらえることになった。この総合病院の口腔外科は、母が過去にお世話になったことがある。デイで転倒し、顔面骨折と歯を何本も欠損した時に診てもらった。

紹介状とCTのデータロムを持ち、医療センターの口腔外科に到着したのが12時前。母の熱は38.4度になっていた。中堅の若い医師が飛び出してきて「まず、レントゲンと再度CTを撮りましょう。このまま入院となるでしょう。でも、血液検査の結果次第です。」また入院か・・。

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レントゲン待ちの母
ぐったり・・ 
ごめんよ、また入院だって

レントゲンとCTを撮り、採血。採血の結果が出るのに1時間ほどかかるという。 その間に医師の許可をとり、おむつ交換と昼食をすることに。長い待ち時間が予想できたので、水とラコール半固形剤、シリンジと紙コップを持ってきていた。こういう時、ラコール半固形剤は凄く便利。水もシリンジで注入。

検査結果が出て受診。「問題の歯や周辺の骨に大きな異常はありません。ただ、問題と成り得る歯があるので、そこから膿が出て感染したのでしょう。炎症反応は思ったより低いです。まずは炎症を抑えることが最優先です。今から抗生剤の点滴をします。」

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抗生剤の点滴

点滴終了後、医師から話。「入院するか?どうか?ギリギリのラインですね。入院しても良いですし、自宅に戻って抗生剤の点滴をするために2~3日通院でも良いです。入院してもやることは同じですから。抗生剤の点滴で改善すれば良いのですが、状態が悪化したら入院です。」「わかりました。通院でお願いしたいです。それと、炎症が治まった後、歯の治療は可能ですか?」「炎症が治まった後は、怪しい歯を治療して行きましょう。」

こんな有難い話はない。母の歯を積極的に治療してくれるなんて初めてだ。涙が出そうになった。病院から家に帰ったのが16時半。

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お疲れ・・
顔も頭さえも真っ赤っ赤だ・・
就寝後、発熱は37.4度にまで下がった

抗生剤頼みとなった。効いてくれることを祈るしかない。明日から数日間、朝9時に病院へ点滴をしに行く。やっと原因は判明し、本格的な治療にこぎ着けた。顔の腫れが出現してから5日間もかかってしまった。母と私の長い1日が終わった・・。

2014年12月03日

心配な顔の腫れ (-_-)

今朝の吸引で黄色い痰が出現。その後は、そこまで黄色い痰はでなかった。腫れた左頬は若干広がっているようだ。左頬と言うより顔の左側が赤く腫れている。発熱はなし。

黄色い痰は気管支炎なんだろう。それより、顔の腫れが心配。抗生剤を服用しても変化なし、ということは効果がないのかも?それとも、そんな結論は時期尚早か?歯からの感染で顔が腫れることがあるという。不安だ・・。

これ以上悪化するなら、再度主治医に相談してみよう。どこか適切な医療機関を紹介してもらおう。

2014年12月02日

左頬の腫れ & 下剤はアローゼンに決定 (・_・)

昨日から母の左頬が腫れだした。発熱もなく、原因は不明。深夜2時・・この腫れは炎症だから抗生剤を服用した方が良さそう。クラビットを注入。

そして、今朝・・何も変わらなかった。

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特に鼻の横周辺がパンパンに腫れている

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 就寝後の母
左頬全体が紅潮してアンパンマン状態・・

ここ数日、母の下剤としてピコスルファートナトリウム(ラキソベロンの後発)を試していた。ショートステイでは、こちらの方が水に溶けないアローゼンより使い勝手が良いからだ。何滴が良いのか?掴んでおく必要がある。入院中は20滴使用していた。しかし、過去の経験からして、これは多過ぎと判断。先月28日の夜に15滴服用した。翌29日・・3回に渡り便失禁。まだ量が多いようだった。

昨夜は10滴とした。午前中の第一弾はシャワーキャリーで出すことができた。しかし、量が少なかった。そして昼食中に便失禁。それでも量が少ないと思い、坐薬を使った。ところが、全く効果なし!便はなかったのだろう。その後、ガスだけが出た。

15滴も10滴も大差なし。これ以上減らすと効果が薄くなりそう。アローゼンのように1回の排便で終わらないのが厄介だ。多少使い勝手が悪いけど、ショートステイでもアローゼンを使ってもらうことにする。これが母にベストの下剤だ。

17時・・主治医の病院を受診。「吸引で鼻の粘膜が傷付いた影響で頬が腫れたのかもしれません。発熱もないし、抗生剤(クラビット2錠)を服用して様子見でいいでしょう。」喉の白い痰に関しては、ムコダイン錠250mgを2錠、毎食後に服用となった。ついでに母共にインフルエンザの予防接種を受けた。

今日は疲れ果てて病院から出る時に「はぁあ~~」と大きな溜息が出てしまった。自動ドアが閉まる前で、待合室に私の溜息が響いていた・・。 

2014年11月25日

浣腸で直腸に穴(直腸穿孔)あの時、何があったのか? (・_・)

10月29日の浣腸で直腸に穴(直腸穿孔)を開けてしまった事故。あの時の詳細と、私のとったダメダメな行動を記しておく。

まず、直腸穿孔の危険性を私は中途半端に知っていた。それは、2011年8月の大腸内視鏡検査の時、看護師さんから言われた。その後、家では基本的に40gのイチジク型浣腸を使用。200gの長いノズルの浣腸は、ほとんど使わなくなった。使ったとしても、ノズルは3~4cmしか挿入しないよう注意していた。

しかし、私は勝手な解釈で「イチジク型浣腸なら大丈夫だろう」という短絡的な考え、更に直腸穿孔をしたらどうなるのか?を追求しなかった。命を落とすような事故になるとは思っていなかった。ちょっと思考を広げれば大変危険なことはわかるのに。

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200gの浣腸と、私が使っていた40gのイチジク型浣腸

但し、私が使っていたイチジク型浣腸は、ロングノズルで先端が4~5cmある物だった。

あの日・・11時前、浣腸をすべくシャワーキャリーに移乗。喉に痰が溜まっているらしく、吸引しても解消できなかった。手足を突っ張り、なかなかポジションが決まらない。何度も修正してやっと決まった。

浣腸しようとすると、既に便が顔を出していた。浣腸の前に摘便を実施。そこそこの量が出たので、これで終了しても良かった。ところが、訪問リハの看護師さんの「摘便して浣腸すれば奥の便が出てスッキリしますよ。」という言葉を思い出し、浣腸をすることに。

この時、第一の異変に気づく。摘便をしたせいで少し脱肛気味だった。これは、後に主治医との話で、直腸が伸びて破れやすい状態だったことを示していた。構わずワセリンを塗り、浣腸を挿入・・。この時、第二の異変。先端に少し抵抗を感じた。ノズルを真っ直ぐ入れたつもりが、先端は直腸壁に当たっていたわけだ。ここでやり直せば事故は防げた。

浣腸液を注入後、すぐ押さえないと浣腸液が出てしまう。なので、浣腸を挿入→少し押し込んで噴射→すぐ手で押さえる・・という一連の行動は手早くやる必要があった。しかも、噴射の前に少し押しこむ癖があった。この少し押し込んだ時にプチッと何かに刺さった感触があった。これが浣腸で直腸に穴を開けてしまった瞬間だった。そして、噴射も同時に行ってしまった。

第三の異変は、浣腸を抜いた瞬間にボタボタッと血が出てきた。出血の量は大量でもなかった。第四の異変は、母が物凄い形相で硬直していた。飛び上がるほどに痛かったのだろう・・。

「しまった!やってしまったのか!?」母をすぐベッドに移乗、肛門をチェック。思ったより脱肛していて驚いた。初めて見る脱肛だった。目視で出血場所は確認できず。出血はほどなく沈静化。この時点で時間は11時15分頃。

直腸に穴を開けてしまった可能性が高い!家から割と近い所に胃腸・肛門科で全国的にも有名な病院がある。時間外でも急患を受け付けています・・と、あった。電話したのが11時20分頃。

「浣腸で直腸に穴を開けてしまったようです。診てもらえませんか?」と相談。男性職員は「午前中の診療は11時30分までです。午後の診療が14時からなので、14時以降に来院してください。」と軽くあしらわれてしまう。急患のつもりでお願いしていたのに・・。最初の相談で「急患で」と言うべきだった。

でも、私は「急患なんです!」と粘ることをしなかった。この専門病院に「浣腸で直腸に穴を開けてしまったようです。」と相談しているのに、「午後の診療で来てください。」という姿勢に、間違った安心感が生まれてしまった。医師でもない一般職員の対応を、専門病院の職員だから知識はあるだろう・・と勝手な解釈をしてしまった。

「直腸に穴を開けてしまったかもしれないけど、大した事ないのかな?」とさえ思ってしまった。そして、「傷を付けてしまっただけかも?」とも思った。以前、切れ痔の時にもそこそこの出血があったことを思い出した。

11時30分・・来月の予定のことでケアマネさんが来た。一件のことを伝えるも「14時に受診するなら・・」ということで進展はなし。

その後、14時の受診だと「昼食ができないじゃないか」と、受診時間を遅らせる判断をした。そして、訪問入浴をキャンセル。

そして、第五の異変。いつも午前中に大量の尿が出るのに、全く出ていなかった。13時頃から白湯を注入し、栄養剤を半分注入した所で、第六の異変。母が気持ち悪そうな顔をして顔色も悪かった。栄養剤の注入を中止し、ベッドに移乗し肛門をチェック。出血は少量で尿は出ていなかった。休んでもらい様子見。発熱もなかった。

15時過ぎ・・第七の異変。尿パッドをチェックすると、緑色の液体が付着していた。「浣腸液か?」と思ったけど、浣腸液は無色であることから尿であると判断。緑色の尿なんて初めてなので、物凄く驚き慌て始める。

16時・・午前中に電話した病院を受診。検査で直腸に穴が開いていることが判明。

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矢印が40gのイチジク型浣腸で直腸に穴を開けてしまった所
上の赤丸が腹膜内の炎症ヶ所
下の赤丸が腹膜外の炎症ヶ所
腹膜内の炎症は、別の病院の検査で判明 

「大変危険な状態です。直腸穿孔の対応はできますが、心疾患があるので他の病院の方が良いと思います。」と言われる。

以前、心疾患や胃ろうでもお世話になった病院に連絡してもらい、紹介状を書いてもらった。そして、自分の車で別の病院に行くことに。この時、母は38度近い発熱をしていた。

今回、入院した病院に到着したのが17時過ぎ。救急外来を受診し、そのまま入院となった。そして、20時前に母は血圧が50まで下がり危篤に陥った。

これが、入院するまでの一部始終。異変に敏感に反応し、慎重に対応していれば防げた事故だった。その後の私の対応も悪かった。間違った判断を重ねてしまい、受診が遅れた。救急車を呼ぶべき事故だった。

いくつかの不幸中の幸いがあり、運良く母は生還することができた。これが何よりの救い。私は母の頑張りに感謝し「今」と「これから」を大切にするしかない。

2014年11月20日

夢のような退院! (^_^)

今日は母の退院日。あいにくの雨。14時・・病院に到着。

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病院のロビーには大きなクリスマスツリー

病室では既に退院準備が進んでいた。会計やら荷物運びを先に済ませる。看護師さんによると、導尿カテーテルを抜いた後も排尿はあるという。尿が出なくなる人もいるそうで、ホッとした。この看護師さん、社交的で凄い面白い人だった。やっぱり笑顔は大切だよな。私も見習おう。

ナースステーションに挨拶しに行くと・・以前、入院時の担当医と遭遇。胃ろう交換時の医師でもある。「あれ!?入院してたの?」

15時・・

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家に帰るよ!
23日間の入院だった

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頑張ってくれた母、ありがとう
私も救われた・・
 
10月29日・・危篤の時、退院できるとは夢にも思わなかった。まさに夢のような退院・・。これからを大切にしよう。

2014年11月19日

酷いカンファレンス (-_-;)

昨日のカンファレンスが酷いものだった。まず、担当医が居ないことに気づく。病院側は退院支援看護師とフロアの看護師の2名。この看護師が、なぜか?ちんぷりかえっていた。(ちんぷりかえる:静岡の方言で・・むくれて、ふてくされる様)その横で退院支援看護師は、進行をリードせず、看護師の顔色を伺いオドオドしている・・。

業を煮やして私が「退院日は私が決めていいのですか?」看護師は「担当医の許可が出れば。」「担当医は今日居ないのですか?」「オペ中です。」 「20日の15時に退院予定ということで話を進行していいですか?」「はー、多分、いいでしょう。」全ての質問に投げやりでぶっきらぼう・・。この態度はないわー!なんだよこいつは?その態度を注意しようかと思ったけど、やめた。ここまで感情を露わにコントロールできない看護師と喧嘩したら、母に何されるか?恐怖を感じた。

ケアマネや訪問看護などから医療的な質問があったけど、まともな回答は得られず。それは仕方ないよ、医師じゃないから。だけど、導尿カテーテルをしたまま退院してもいいとか言い出す。たまらず私が「医師に聞いて必要性がないなら、退院前に抜いてください。」

状況は大体見当がつく。参加予定だった担当医が緊急オペで不参加になった。担当看護師はシフトの関係で不在。フロアの看護師として準備もなく出席させられてしまった。そんなところだろう。嫌々出席したにせよ、何を怒っているのか知らないけど、あの態度はないわー。ケアマネさんも同意見だったので、他の人もそう感じただろう。

今日は担当医と話すことができた。「今まで通り、入院する前と同様の介護でいいです。排便管理も今まで通りで良いです。浣腸に関しては、自己責任ということです。今回のような危険性があることを忘れないでください。」「わかりました。退院できるなんて夢のようです。ありがとうございました。」「私も最初はダメだと思いましたよ。でも、不幸中の幸いがいくつもあったんです。それと、お母さんの体力があったからですね。」明日、会えないかもしれないので、感謝の気持ちを伝えておいた。

母は導尿カテーテルも外され、午前中には入浴もしてくれたそう。いよいよ明日、退院!嬉しい反面、色々不安もあり、ソワソワしている・・。

2014年11月18日

20日退院へ & 落とした財布が戻ってきた! & スロープの滑り止め対策 (^^)

今日、退院に向けてのカンファレンスがあった。担当医が手術のため、詳細は聞けず。私の独断で明後日の20日15時に退院予定となった。担当医がOKならば、そのまま退院となる。多分、大丈夫だろう。

そして、カンファレンスの後、私の財布がないことに気づく!バイクで来たけど、ズボンの尻ポケットから落ちた可能性が高い!最近、バイクに乗る時に落とす危険性があることを認識していたんだよ・・。

落としていたら戻ってこないだろうな・・。現金1万5千円と免許証、クレジットカードやポイントカードやらウジャウジャ入っている。大変なことになった・・。良い人が拾ってくれて警察へ届けてくれることを願うしかない。

家に忘れた可能性もあるので、来た道を探しながら帰宅。家にもなかった。やはり落としたに違いない・・。財布を落とすなんて初めて。留守電が入っていたので再生すると・・「○○警察署です。落し物を預かっています・・」と!私の管轄の警察署に届けられていた。

すぐに警察署に行って受領。免許証から電話番号を調べてくれたようだ。拾ってくれた方の情報を、ご本人の了解のもと、教えてもらうことができた。

菓子折りを買い、感謝の気持ちを伝えに行った。明るい年配のお母さん・・という感じの方だった。交差点で拾って警察署に届けてくれたそう。「もう落としちゃダメよー!」と、笑っていた。あー良かった!助かった!世の中、捨てたもんじゃないね!

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無事戻った財布

それと・・今更だけど、玄関のスロープに滑り止め対策をした。車椅子ではなく、押す側が滑りやすいんだな。事故の元なので滑り止めテープを貼った。

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これで滑らない
MonotaRO 屋外用すべり止めテープ AT-252 50mm幅

2014年11月17日

母の状態は安定 & 寝床の温度を測ってみよう (^^)

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伸びた左手

今日、印象的だったのが左手。右手ほどの拘縮はないけど、力が入ってないね?なんか不思議・・。いつもお湯を持参して頭と顔と首周辺、足を清拭している。そして、マッサージして保湿クリームを塗る。

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今日は大量の排便があったそうな

昨夜も母のベッドで就寝。あらかじめ、ヒーターで温めておいたせいで、そんなに寒くは感じなかった。少し背中が冷える感じがした。

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2時過ぎに目覚めた
やはり寒い・・

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室温は13℃

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 起きた直後の背中は何度だろう?

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 22.6度
人が入らない状態で15度前後

やはり、人が入っても快適温度には上昇しない。背中が冷えるわけだ。

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足元は?

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26.1度
これは人が入らない状態と全く変化なし 

その後、私のベッドにチェンジ!

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7時・・

実は快適じゃなかった。上半身は少し寒く、足が特に寒かった。

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室温は11℃

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背中の温度は?

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29.5度
 
これでも快適じゃなかった。でも、エアーマットじゃなければ、ここまで上昇するんだ。

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特に寒かった足元は?

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24.6度
母のベッドより低い!寒いわけだ・・ 
 
こうやって調べてみると、布団内の快適温度が32~33度というのは頷ける。人が入った状態で、快適温度まで上昇し、保温できる寝具環境が必要。エアーマットの場合、頭から下を最低でも30度を最初からキープしてないといけないんじゃないだろうか?

追記
その後・・電気敷毛布に変更している。



2014年11月15日

心疾患の薬再開も不安が・・ (-_-)

母は変わらず状態良好。入院時から中止されていた心疾患の薬が再開された。そう言えば・・胃ろうにした時、薬を再開後に頻脈になってハラハラしたっけ。不安になってきた・・。

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もうすぐ退院だからね

2014年11月14日

来週退院できそう (^^)

今日、退院支援看護師から連絡があった。担当医から退院のゴーサインが出たそうだ。来週火曜日にケアマネさん含めてカンファレンスを開くことになった。

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ドカーンッ!
50mもある・・いや、4mほどの木を切り倒した

負担軽減のために、剪定が特に大変な木や不要な木を伐採。なんていう木か知らないけど、切っても切ってもフサフサになり、どんどん高くなってしまう。悪いけど仕方ない。どうせなら果樹でも植えた方が楽しいじゃない。しかし、とんでもない量の剪定ゴミが発生してしまった・・。

2014年11月13日

母の状態は安定 (^^)

母は発熱もなく安定。栄養剤は午前と午後の2回。昨日、注意した注入時の姿勢も右側臥位でされていた。

寒波到来で明日の最低気温は8℃の予報。既に外気温が9℃なんだけど?風邪ひかないようにしましょう。 

2014年11月12日

今週の退院はない模様 (・_・)

昨日、看護師さんから「担当医から話があります。」と言われた。ところが、今日行くと「担当医からの話はないそうです。」、という・・。聞くと真相がわかった。

実は先日の看護師長に改善要望した時、最初に「担当医とお話をさせて頂きたいです。」とお願いした。不在だったので看護師長に変更したわけだ。担当医には、そのまま私が話したい、ということが伝わってしまったんだな。

現時点で担当医から特別話がない・・ということは、今週の退院はなさそう。大きな問題もなく、経過観察中ということだろう。退院の催促はしない。多分、怒られポイントだ。担当医に従う。

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発熱もなく、側臥位に徹底され噎せも軽減

ところが!

15時過ぎからの栄養剤注入で問題が発生!左側臥位の状態で栄養剤の注入を始めた。ダメだ!左側臥位だと、十二指腸に流れず胃内に停滞してしまう。逆流の原因になってしまう。右側臥位だと、胃から十二指腸へ流れやすい。

言い難いけど、意を決して看護師さんにその場で注意した。「栄養剤の注入は右側臥位でお願いします。この病院で胃ろうにした時に左側臥位での注入はダメだと指導を受けています。」看護師さんは右側臥位で行う意味は知っていた。つい、手を抜いてしまったんだな。私の前で・・。

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右側臥位に修正

今日は入院後、初めて排便があったという。昨夜、下剤を使ったようだ。何はともあれ、問題だった姿勢や体温計の問題は解決した。それだけでも大きい。

2014年11月11日

退院の話かな? (・_・)

担当医から話があるという。多分、退院の話だと思うけど、ちょっと不安も渦巻く・・。退院の話だと信じたい。

母は発熱もなく、一安心。入院は怪我や病気を治すためのもの。でも、日常のケアに関しては不十分過ぎる。入院中、私の介入は限られる。やはり、家のようにマンツーマンでの介護が質の高いものだと思い知らされる。

2014年11月10日

看護師長に改善要望 & 発熱治まる (^_^;)

今日は昨日のミッションを遂行しなければならない。こういうのは勇気がいるし憂鬱・・。しかし、うるさい家族と思われようが、嫌われようが、母と私のためになんとしてもやるのだ!

多忙な担当医に言って改善されたら100点。担当医不在の場合、看護師長に言って改善されたら80点。看護師長不在で担当看護師に言ったら20点。担当看護師不在で他の看護師に言ったら0点だ。

少なくとも看護師長に言う必要がある。一般看護師ではなく、看護師長に言う意味合いは大きいはずだ。看護師長として要望を受けた責任が発生するのだから。

院内には医療相談窓口というのもある。入院中の問題や苦情などに対応してくれる。ここは今回は利用しないことにする。

病院に到着し、縁起担ぎでレストランでカツ丼を・・食べない。何かするたび、こんな癖が付いたら困る。断ち切らねば・・。

母はやはり顔が上を向きで噎せていた。耳式体温計で測ると36.7度!お!下がってる!看護師さんが来たので発熱のことを聞いた。「先ほど37.7度でした。」脇式体温計だと、篭り熱を拾うことを説明。耳式体温計で平熱であることを伝える。脇式体温計で測ると37.4度だった。これを発熱だと判断されては困る! 

担当医は不在・・看護師長と話したい旨を伝える。「どんなことでしょうか?」渋るんだなぁ。問題は母の寝姿勢と、体温計を追加だ。内容を伝えると「看護師間でも申し送りをしますから、私が伝えますが?」この看護師さんは、とても信頼できそうだが妥協はしない。「他の看護師さんに言っても改善されなかったので、看護師長さんと話したいです。あなたを信頼しないわけじゃないですよ。」「わかりました。」

しばらくして看護師さんが看護師長さんを連れて来た。「顔が上向きだと痰や唾液が気管に流れ、誤嚥性肺炎になる可能性があります。ここ2日発熱していたでしょう。その影響かもしれません。そのため、家では基本側臥位です。側臥位に徹底して頂きたいです。」納得してくれた。体温計の問題も指摘して納得してもらえた。病院の脇式体温計は撤去された。険悪な雰囲気にもならず、冷静に伝えることができた。

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側臥位に修正してもらえた

1
ホワイトボードにも注意書きがされた
ミッション完了!80点・・まぁ、上出来だろう

そして、15時過ぎ・・

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今日からラコールが開始された
排便はまだないという

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600ccもあるぞ!?

これは白湯も混入されているんだ。これは妥協することにする。しかし・・以前、母が胃ろうにした時のこと。栄養剤の注入方法がメチャクチャで、担当医を質問攻めにした。その後、胃ろうの指導要領が統一された経緯がある。その後、また崩壊してしまったようだ・・。

それと、この栄養剤注入時の姿勢で仰向けにされてしまったんだな!私が枕を高くして様子見とした。今後、問題あれば修正してもらう。

何はともあれ発熱は治まり、看護師長にも改善要望した。今週末に退院できるようにしてあげたい。

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相変わらずの大都会、浜松

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どこが大都会だって? 

2014年11月09日

37.5度の発熱続く & 若い看護師ばかりじゃダメ (-_-)

母は今日も37.5度前後の発熱あり。これは誤嚥による発熱ではないだろうか?家では誤嚥しないよう、側臥位しかしない。病院では、看護師さんの認識が甘く家とは程遠い状況・・。

一時、看護師さん任せで大丈夫か?と思ったけどダメだ。やはり、2年程度の経験で古株となっている状況は良くない。昨日、いくつかの出来事があり、看護師さんと話をして色々思った。

母の状態を考えるのでなく、家族目線もない。自分が仕事をやりやすいことの目線しかない。看護師としても人間的にも未熟。だから、看護師が低年齢化していたことを危惧したんだ。

せっかく直腸穿孔を乗り切ったのに、このままじゃ誤嚥性肺炎になってしまう。母の頑張りを台無しにされてたまるか!今度は私が必死になる番だ。やはり、動くことにする。

いちばん効果的なのはなんだ?看護師長に言うより、担当医に相談して指示を出してもらう方が良さそうだ。

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早く退院させたい・・
 

2014年11月08日

微熱発生 (・_・)

14時過ぎに病院へ。耳式体温計で測ると37.5度!あれ?何度測っても37.5度。部屋は暖房で快適だけど、母には暑いかもしれない。看護師さんを呼んでアイスノンを持ってきてもらいクーリング。しかし、あまり下がらず。看護師さんに経過を看てもらうようにお願いしておいた。

この看護師さん、以前の入院時にも居た。あの時の看護師さんが3~4人居る。母のことは覚えてないけど、私のことはすぐわかったという。他の人も同じことを言ってた。なぜ覚えられているのだろう?病室で散髪したからかも?

「2年半も前でしたっけ?あの頃はまだ私、新人でね、今じゃ古株ですよー、もう~やだ・・」 以前は幅広い年齢層で構成されていた看護師。何が起きているのかね?院内には、看護師の求人がいつも出ている。看護師不足の影響だろうか?

2014年11月07日

退院が見える! (^^)

病室で母のケアをしていると、担当医が現れ「この状態なら引っくり返るようなことはないでしょう。数日後からラコールにします。1週間を目処に退院でいいでしょう!」「ありがとうございます!」感謝の気持ちでいっぱいだ・・。

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声掛けの反応も明らかに良くなった

ただ、焦点が定まらず・・という感じ。見えているのか?ちょっと不安・・。もし、視力が低下していたら、栄養状態が回復すれば視力も回復する・・と楽観的。経過を観察するしかない。

噎せやすい姿勢に関しても、当初より改善している。私は改善してもらうよう動こうと思ったけど、その必要性はなくなった。看護師さん達も、母の状態を掴んできたのだろう。

2014年11月06日

判断力の低下?老化なのか?自分が怖い・・(-_-)

母は引き続き状態良好。今日から栄養剤も3食となった。担当医となかなか会えないので情報は得られず。

どうも自分がおかしい・・。昨日、洗車をした時には気づかず、今日気づいたことがある。「ワックスかけてないのに、やけにツヤツヤしてるな?」昨日の洗車で使ったのは液体ワックスだった・・。

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これ間違える?

パッケージは似てるけどね、容器の形態が全く違うし!自分が間違えたことがショックだ!しかも、泡立たないのに途中で気づかなかったのが、尚ショックだ!

ほんの一瞬、「ん?」って思った。でも、やり切ってしまった。実は、これがこの前の浣腸による直腸穿孔の時と同じパターン。あの時も「あれ?少し抵抗があるな?」って一瞬思った。そこでやり直せば事故にならなかった。

9月13日にはベッドから転落させ、9月17日にはスロープから転落しそうになった。この時、「どうも最近、注意力散漫で判断が鈍い気がする・・。気をつけないと!」と書いている。そして、10月29日の浣腸で直腸穿孔という大事故を起こしてしまった。そして、昨日の洗車でのミス・・。

買い物に行く時も、必要な物をメモに書き出すようになった。それでも抜ける物があったりする。以前は、そんなことせず視野に入った売り場で必要な物を思い出し、買っていた。

そう言えば・・友人が短期間に何回も物損事故を起こし落ち込んでいた。他にも「車を運転するのが怖くなった」と言う友人も居る。私は車やバイクの運転に関しては大丈夫だけど。

これがいわゆる老化というものなのかね?それとも、介護による疲労などの影響だろうか?頑固さだけに磨きがかかっているような気がする。今後も何かやりそうで怖い・・。

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ピカピカになった愛車
バッテリーも自分で交換
平成9年式・・17年物という旧車

今回は12ヶ月効果が持続する・・というガラスポリマーをコーティングしてみた。12ヶ月効果持続って本当なんだろうな?どうせコケが生えて「騙された!」って言うんだ。

2014年11月05日

栄養剤開始! & 車にコケが生える (^^)

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今日から栄養剤の注入が始まった
薄黄色の栄養剤・・なんだろな?

看護師さんの話では今日250cc、明日から3回になり状態を観察して行くという。まだ退院の話はないけど、順調なら早いかもしれない。ひょっとして来週後半?再来週かも?

随分と洗車をしていなかったせいで、白い車にコケが生え緑色に・・そこまで酷くないわ。水垢でグレーっぽくなり、ところどころコケが生えたのは事実。洗車して磨いたけど全部できず明日に持ち越し。 

2014年11月04日

悩ましい入院 (-_-)

う~ん、良くないぞ。吸引も不十分だし、何より姿勢が悪い。噎せる人はどんな姿勢にしたら良いか?を看護師さんたちがわかっていない。今は、私が行った時に遭遇する看護師さんに、その都度、指導というか優しくお願いしている状態。看護師長さんに言って、トップダウンで注意してもらうのが手っ取り早そう。ただ、波風立つかもな?などと考えたり・・。

まずは担当看護師に言うべきか?今日なんか、マスクが目を覆っていた・・。気づかないわけない!意思表示できない母のために動かなければ・・。

母は発熱もなく安定している。病名は直腸穿孔と敗血症。幸いにも、敗血症の進行を強い抗生剤で食い止められた。驚いているのは、その急回復ぶり。誤嚥性肺炎のように、なかなか沈静化しない・・のとは、まるで異なっている。これは、いくつのも不幸中の幸いがあったからだけど。

直近に抗生剤を使っていなかったのも良かったと思う。実は痰が気になり、気管支炎の初期か?と思い、抗生剤を使おうとしていた。ところが、11月30日の定期受診で血液検査をしてもらうつもりだった。それまで使うのを控えていた。とにかく、色々と運が良かった。 

2014年11月03日

しばらく病院通い (・_・)

1
天気も回復し、今日からカブで通う
バイクだと駐車料金がかからない

今日は水筒にお湯を入れて持って行った。頭と顔、それと手足の清拭をするために。看護師さんも清拭はしてくれているけど、ちょっと不十分。

2
発熱もなく安定
目を開けることも増えている

噎せやすい姿勢だったので、顔を横向きの姿勢にすることをお願いしてきた。吸引し口腔ケアをし、清拭をしてスッキリ。噎せもなくなった。

平日の面会時間は14:00~20:00、土日祝は10:00~20:00となっていることがわかった。今日は文化の日で祝日。10時過ぎから15時過ぎまで病院に居た。しばらく病院通いだ。 

2014年11月02日

母の状態は安定 (^^)

この病院への入院は3度目。前回は2012年4月、デイサービスで誤嚥し、誤嚥性肺炎で入院。そして、胃ろうとなって退院した。その時と同じフロア(外科)。

知っている看護師さんが1人居た。当時、新人だったけど2年半で立派な看護師さんになっていた。「また来てしまいました・・」「あー、覚えてますよ。」

ただ、他の看護師さんは随分と面子が変わっている様子。物凄く若返っている・・。超ベテラン看護師さんたちは何処に行った?若ければいいってもんじゃないんだよ。

集中治療室の面会時間は7:00~20:00、一般病棟の面会時間は14:00~20:00。個室の空きがなく4人部屋。1日2160円と、安いのはいいけど狭いな。椅子すらないし・・。今日は親戚のおばさんが見舞いに来てくれた。

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発熱もなく安定している
しばらく点滴で栄養補給
黄色いパックの手前は食塩水

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まだ導尿されている

私が来た時、母の口の周りは何やらかわばり付いてガビガビ状態だった。ダメだこれ・・。噎せていたので吸引すると、物凄い量の痰やら唾液が引けた。口腔ケアして綺麗にし、手足を清拭。2時間おきに体交もしてくれている。でも、長居無用だ、早く家に戻してあげたい・・。うーん、ちょっと我がままが過ぎるな、担当医に従おう。

私の勝手な予想だけど、入院は2週間前後じゃないだろうか?そう言えば・・ショートステイも迫っていて、介護サービスを全部キャンセルしてしまった。当初、生還できる見込みはなかったのだから。

2014年11月01日

いくつかの不幸中の幸い (・_・)

今回の浣腸による直腸穿孔で、母が命を落とさずに済んだのは、いくつかの不幸中の幸いがあった。

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矢印が40gのイチジク型浣腸で直腸に穴を開けてしまった所
上の赤丸が腹膜内の炎症ヶ所
下の赤丸が腹膜外の炎症ヶ所

不幸中の幸いとは・・
1.直腸穿孔の場所が腹膜外だったこと。腹膜内であれば細菌の周りが早く、敗血症で早々に容態が悪化して今の母はなかった。腹膜外なら大丈夫・・というわけではなく、それだけでも大変危険なこと。

2.直腸の穴にチューブを差し込み、レントゲンで映像を見ながら便汁を吸い出そうとしたが、吸えなかった。それは、腹膜外の便汁は、お尻の組織にガッチリとガードされ、拡散しなかったと考えられている。

3.直腸の穴が小さかったことで便汁成分の流出が少なかった。摘便後の浣腸だったことも幸いだった。

4.腹膜に穴は開いていないが、腹膜内にも炎症が発生していた。腹膜外で噴射された浣腸液が、腹膜内に浸透?侵入?したらしい。これは手術のできない母にとって絶望的状況だった。しかし、腹膜内に入った液体の成分が、純度の高い浣腸液であったであろうことから、致命的な感染症には至らなかった。

※事故が起きてから、まず胃腸・肛門の専門病院に行き検査をした。この時、腹膜内の炎症は確認されなかった。心疾患があるために、入院するなら総合病院に行った方が良い・・と言われた。紹介状と検査結果を持って、心疾患の検査を受けたことがある総合病院へ行き、入院となった。この病院での再検査で、初めて腹膜内の炎症が確認された。

5.イチジク型の浣腸であったこと。ノズルが短いために腹膜には届かなかった。但し、ロングノズルの場合、やり方次第で届く可能性もある。

担当医の話を元に書き出してみたけど、これだけ不幸中の幸いがあった。運が良かった、としか言い様がない。

今日の母はイビキをかいて爆睡していた。バイタルは正常で安定、体温は36.5度と平熱。マスクを外すと・・

1
フガ~ッ

2
爆睡・・

最大のヤマ場を乗り切った後、私が家に帰る時に声掛けすると目を開けていた。集中治療室から一般病棟に移る時も目を開けていた。 爆睡しているだけでなく、起きる時もあるので大丈夫だろう。
 
あぁ、夢みたいだ。こんなに早く好転するとは思ってもいなかった。

2014年10月31日

炎症反応が沈静化し危機脱す! (^_^)v

今日の血液検査の炎症反応値で今後の方向性が決まるという。母の生命力と抗生剤が細菌感染に勝つか?負けるか?その見通しがつくという。

母の病院へ行く途中、病院から電話。ドキッ!「集中治療室から一般病棟に移ることになりました。」という内容。あれ?なんでだろう?今日の血液検査で良い結果が出たのかな?

集中治療室に入り・・担当医はおらず、看護師さんに血液検査のことを聞くと「若干悪化しているようです。」との返事。(真相は昨日の血液検査のことしか知らなかった)「そうですか・・」それなのになぜ集中治療室を出るのか?よくわからないけど、縁起を担いで院内のレストランで、カツ丼を食べる・・。

14時半・・母は一般病棟の相部屋に移動した。しばらくすると、担当医と遭遇。「白血球が正常値でした!これならもう一般病棟に移っても良いでしょう。後は経過見ながらゆっくり体力の回復を待ちましょう!」多忙なため、ほんの少ししか話せなかったけど、今日の血液検査が想像以上に良い結果だったようだ。担当医の満面の笑みが全てを物語っていた。

白血球が正常値なら炎症反応を抑えたということだ。昨日の白血球の数値(WBC)が14700(基準値3500~9700)、これが基準値内になったんだ。

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危機を脱した母

バイタルも正常、発熱もなく眠っている。母は死の淵から助かり、私も救われてホッとした・・。

2014年10月30日

ここ数日がヤマ場 (・_・)

昨夜、血圧が50まで下がり「危篤です。今日持たないと思います。」と、担当医に言わたのが20時前。あと数時間しかなかった。でも、心疾患のある母にも関わらず持ちこたえてくれた。その間、足が地に着かない感覚でソワソワしていた。

長年の介護が終わりを迎えようとしている・・とか思わず、「頼む!頑張ってくれ!」と、祈る気持ちと、葬儀とかの起こり得る現実の2つだった。

1
集中治療室の母

集中治療室は、家族が事前に登録した人しか入れない。ドアが2つあり、手間のドアで看護師さんを呼び出し、名前を名乗り、登録されているか?を確認される。母の部屋に入る前に、手を消毒しマスク着用してから入る。看護師さんが常時3~4人も居る。

2
頻脈も治まり若干の微熱がある程度

3
 口腔内の乾燥防止に持参したマスク着用

看護師さんから「積極的な処置はしないということなので、個室に移る手続きをしましょうか?個室なら息子さんも居やすいでしょうし。」私は戸惑った。「昨夜は今日明日中の命と言われています。その状況で個室に移る判断を、看護師さんと私で決めて良いものか?集中治療室を出る判断は、担当医が決めることだと思いますが?担当医と相談をさせて欲しいです。」看護師さんは悪気はなかったのだけど。

15時から担当医と話をした。
*昨日の血圧低下状態からは少し改善しているように見える。
*採血結果は、昨日より今日の炎症値の方が悪化している。
*昨夜が最大のヤマ場だった。次は数日がヤマ場。
*明日の血液所見で1つの方向性が決まりそう。
*腹腔内の便汁成分が濃ければ抗生剤が効かないかもしれない。
*しばらくは集中治療室が必要。
*なんらかの合併症により容態が急変する可能性はある。
*緑色の尿の原因は不明。
*急性肝機能障害は若干改善
*腎機能障害は変わらず

浣腸後、なかなか尿が出ず、ようやく出た尿は緑色をしていて驚いた。腎不全?今日の導尿から出た尿は黄色で、緑色の尿は出ていないそうだ。緑色の尿はなんなのか?ネットでざっと調べ、母に該当しそうなことは・・

*腎機能障害
*敗血症(生命を脅かす細菌血液感染症)
*感染症の広がり

担当医は、緑色の尿と上記の関係を特定できないのだろう。悪い意味でなく。昨夕の時点で敗血症の兆候を指摘されている。

昨日、担当医からはネガティブで絶望的な話しか聞かれなかった。昨夜の大きなヤマ場を乗り切ったことで、少し希望のある話も出てきている。ここ数日がヤマ場で、それを超えれば好転する可能性はある。

「私はまだお母さんを諦めてなんかいませんから。」と言ってくれた。中堅のハンサムな・・男でも惚れてしまいそうな担当医である・・。
 
それから・・「ご自身でしてしまったことを責めていると思いますが・・肛門に指を入れ、その指に添わせて浣腸を入れる・・話を聞いて慣れているな、と思いましたよ。浣腸は一般家庭にも普及していますが、医療行為です。医療行為に100%安全なんてないんです。どんなに慣れたベテラン看護師でもやる時はあるんです。腸壁は柔らかく破れやすいです。浣腸の先端で腸壁を傷つけたり、穴を開けてしまう危険性は誰しもあり、その危険性の認知度は高いとは言えません。」私は涙が出そうに・・。その時の状況は後日書きたいと思う。

母は熟睡しているようでもあり、ひょっとして意識がない?担当医に聞くと、「体に大きなダメージを負ってグッタリしている状態・・というのが適切だと思います。」噎せ込みもなく気持ち良さそうに眠っているように見える。


Frederic Delarue ~A Moment of Bliss
希望を感じさせてくれる音楽

母が頑張っているのだから、私も諦めず希望は捨てない。乗り切ってくれることを信じている。

2014年10月29日

浣腸で直腸に穴(直腸穿孔) 母危篤 (-_-)

私の不注意で取り返しのつかない事態に陥ってしまった。今まで数え切れないほど浣腸をしてきた。今日、摘便後に浣腸をして、直腸に穴を開けてしまい出血。そして入院。腸外に便が出て強い炎症を起こしていた。

入院時、既に重篤な状態だった。「浣腸による直腸穿孔(ちょくちょうせんこう)です。雑菌が体内に周り、敗血症で命を落とす可能性が極めて高いです。1日から2日しか持たないでしょう。」と言われる。直腸の穴から便を吸い取ることを試みてくれたけど、うまく行かなかった。一時、血圧が50まで下がり「危篤です。今日持たないと思います。」と担当医に言われる。

兄と親戚に知らせ、兄以外は会いに来てくれた。その後、抗生剤の投与で持ち直し、現在は集中治療室。血圧は上がってきたけど頻脈(160前後)という状態。

1
バカ息子でごめんよ・・

母の状態からして手術は無理という。抗生剤と母の体力に一縷の望みを託す他ない。危篤状態は脱したものの、容態は急変する可能性が高い。でも、病院に居ることは許されず帰宅を促される。容態が急変したら連絡をくれるという。

2
車椅子だけ帰宅
茫然・・ 
 
事故とは言え、私の不注意で母は命を落とすことになりそう。私のこの手で・・立ち直れない・・。でも、僅かな希望は捨てない。
プロフィール
はじめまして!Tomy(S39年生まれ・男)です。認知症の母(昭和2年生まれ)を在宅介護(2人家族)しています。当初はレビー小体型認知症で、進行した結果、レビー小体型認知症・アルツハイマー型認知症・脳血管性認知症の混合型に至ったようです。家族が認知症になったら、どうしたら良いのでしょうか?今後、どのようなことが起こり得るのでしょうか?認知症介護の問題に直面している方を応援しています。

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