2016年11月16日
見知らぬお婆さんからの電話 (^_^;)
仕事の電話に出ると・・
「あなたはなんですか?この電話番号はね、私の会社の電話ですよ!」
「え~?」
いきなり思いもかけない先制パンチに頭が真っ白に・・。何を言っているんだ、このお婆さんは?電話番号を確かめると合っている。
「 私の会社はね、32年前に畳んだの。でも、電話の権利は譲っていませんよ?いつから使ってますか?」
「昨年の12月にNTTで契約しました。6つの番号から選んだのですが?」
「 NTTが勝手にウチの会社の電話番号を売ったんだわ!酷いことするわ・・で、いくらで買いましたか?」
「父名義の電話があって休止中でした。それを復活すると同じ番号は使えないそうで、番号が変わっただけです。回線工事の1万程度でした。」
「昔はね、電話の権利が凄く高かったのよ。更に電柱を建てるのに20万もしたんですよ。32年間放っておいたけど、今電話の権利がどうなっているのか?整理しようと思ってね。今は電話の権利も二束三文になっちゃって!あの電話番号はね、○○鉄工団地の○○工業さんに分けてもらったのよ。凄く古い電話番号なんですよ。」
「そう言えば、今時この電話番号が選べるのかって思いました。その時は使い回しだとは知りませんでした。そういう事情があったとは知らず心苦しいです・・」
「そうだったのね、良い番号でしょう。」
「ええ、気に入っていますよ。」
「会社を起ち上げた時は本当に苦労したんだから。○○さんから仕事をもらってね。毎日夜の12時過ぎまで仕事してね、夫は北海道から九州まで駆けずり回ってたのよ。売上げも8億行って○○銀行さんの中でも5本の指に入ったの。従業員も50人以上いたのよ。」
「そうでしたか、ご苦労されてきたのですね。」
どうやら32年前、ある企業に買収されたか、 身売りしたらしい。倒産とは言わないんだよな。32年前と言えば、私が3歳の時(嘘こけ!)。いや、バブルの数年前で景気は良かったんじゃ?いずれにしても、その会社は消滅したと。
「あなたは何の仕事をしてるの?そう~、良い電話番号だからきっとうまく行くわ。ごめんなさいね、長々と話してしまって。お仕事頑張ってくださいね!」
「はい、ありがとうございます。」
「今からNTTに出かけて話を聞いてくるわ!」
行くのかよ?・・
参った参った・・30分ほど話しただろうか? まさか、こんな形で自分の電話番号の過去を知ることになるとは。携帯電話の番号が使い回しがあることは知っていた。友人の新規契約した番号に知らない外人から電話があると困っていたっけ。一般電話もそうなんだね。
このお婆さんにとって、あの電話番号が凄く思い入れがあるんだね。恐らく旦那さんが起ち上げた会社を、そのまま存続することができず悔しい思いをされているようだ。
認知症かな?とも思ったけど、そうでもなさそう。仕組みを知らなかっただけだろう。また電話かかってきたりして・・。
ちなみに、電話を休止すると5年経過後、更に自動で5年間延長される。この10年間に申し出がない場合、連絡なく電話加入権は解約されてしまう。
「あなたはなんですか?この電話番号はね、私の会社の電話ですよ!」
「え~?」
いきなり思いもかけない先制パンチに頭が真っ白に・・。何を言っているんだ、このお婆さんは?電話番号を確かめると合っている。
「 私の会社はね、32年前に畳んだの。でも、電話の権利は譲っていませんよ?いつから使ってますか?」
「昨年の12月にNTTで契約しました。6つの番号から選んだのですが?」
「 NTTが勝手にウチの会社の電話番号を売ったんだわ!酷いことするわ・・で、いくらで買いましたか?」
「父名義の電話があって休止中でした。それを復活すると同じ番号は使えないそうで、番号が変わっただけです。回線工事の1万程度でした。」
「昔はね、電話の権利が凄く高かったのよ。更に電柱を建てるのに20万もしたんですよ。32年間放っておいたけど、今電話の権利がどうなっているのか?整理しようと思ってね。今は電話の権利も二束三文になっちゃって!あの電話番号はね、○○鉄工団地の○○工業さんに分けてもらったのよ。凄く古い電話番号なんですよ。」
「そう言えば、今時この電話番号が選べるのかって思いました。その時は使い回しだとは知りませんでした。そういう事情があったとは知らず心苦しいです・・」
「そうだったのね、良い番号でしょう。」
「ええ、気に入っていますよ。」
「会社を起ち上げた時は本当に苦労したんだから。○○さんから仕事をもらってね。毎日夜の12時過ぎまで仕事してね、夫は北海道から九州まで駆けずり回ってたのよ。売上げも8億行って○○銀行さんの中でも5本の指に入ったの。従業員も50人以上いたのよ。」
「そうでしたか、ご苦労されてきたのですね。」
どうやら32年前、ある企業に買収されたか、 身売りしたらしい。倒産とは言わないんだよな。32年前と言えば、私が3歳の時(嘘こけ!)。いや、バブルの数年前で景気は良かったんじゃ?いずれにしても、その会社は消滅したと。
「あなたは何の仕事をしてるの?そう~、良い電話番号だからきっとうまく行くわ。ごめんなさいね、長々と話してしまって。お仕事頑張ってくださいね!」
「はい、ありがとうございます。」
「今からNTTに出かけて話を聞いてくるわ!」
行くのかよ?・・
参った参った・・30分ほど話しただろうか? まさか、こんな形で自分の電話番号の過去を知ることになるとは。携帯電話の番号が使い回しがあることは知っていた。友人の新規契約した番号に知らない外人から電話があると困っていたっけ。一般電話もそうなんだね。
このお婆さんにとって、あの電話番号が凄く思い入れがあるんだね。恐らく旦那さんが起ち上げた会社を、そのまま存続することができず悔しい思いをされているようだ。
認知症かな?とも思ったけど、そうでもなさそう。仕組みを知らなかっただけだろう。また電話かかってきたりして・・。
ちなみに、電話を休止すると5年経過後、更に自動で5年間延長される。この10年間に申し出がない場合、連絡なく電話加入権は解約されてしまう。