2008年10月
2008年10月25日
難しい認知症の歯科治療 (・_・)
新しい歯医者へ行ってきた。車椅子を押して歩いて5分はかかるかな?と思っていたけど、片道たった3分だった。ここで診てくれるなら、凄い楽になる。幸い待ち時間もそんなに長くなかった。
全体的に診てもらったところ「安定して口を開けていられないことから、治療は非常に難しいです。今ある歯は虫歯に違いないけど、正直言ってウチでは無理ですね。やるとするなら、口腔外科で意識をモウロウとさせる薬と、開口器を使用してやるしかないかと。でも、誤嚥の心配もあるし・・やはり難しい・・。歯の健康センターでもできるかどうか?」虫歯は治療したいものの、今の状態でそこまでして治療を強行する必要性があるかどうか?ないかも・・。
「入れ歯に関しては、失敗するのも無理ないと思います。むしろ、よく作ったな、という感じです。申し訳ないですが、6ヶ月後の入れ歯作成もウチでは無理です。」「そうですか・・今使っている入れ歯を修正することは可能ですか?6ヵ月後に新しく作り直した方がいいですか?」「この入れ歯を修正することも難しいですね。今、安定剤を使用して食べられるのなら6ヵ月後に作り直した方が良いでしょう。」「虫歯で、痛がっている様子がないのですが、先生からしてどうでしょうか?」「レントゲンを撮って判断したいですが、ウチのレントゲンではうまく撮れないです。多分動いて真っ白になります。診たところ、歯茎の腫れもないし、激痛が走っているような状態ではないでしょう。」痛みがないことを祈るばかり・・。結局、簡単な歯のクリーニングとフッ素を塗ってもらって帰宅した。診察台で私を見つけニコニコしていた母が印象的だった。忙しい中、じっくり説明してくれた先生に感謝。
レントゲンは、種類によっては本当にお手上げな場合がある。前の前の前の歯科で、私も協力しながら何回やってもうまく撮れなかった。前の入れ歯を作ってもらった歯科では、難なく撮れている。前の歯科は、助手も含めて障がい者の対応に凄く慣れている。もはや、母に慣れているあの歯科に通うのが無難な感じがする。
大体が母をよく知らない状態で治療なんか、そもそも無茶なんだと思う。虫歯予防が最も重要なんだけど、認知症の状態によっては、歯磨き介助もまともにできない。認知症の口腔ケア、あ~、難しいね・・。
夕飯は、ししゃもの唐揚げ・野菜のポトフ・ご飯。
2008年10月24日
介護が筋トレ? (^^;
「ぐぉお~!いちに・・いちに・・」母の介助していて「もはやこれは筋トレだ、筋トレ介助・・」なんて思ってしまう。最近は、特に私の右腕の負担が大きく痛みが走る。体のあちこちが悲鳴を上げているような・・。
昨日、母の体重を測ったら、59~60kgだった。前は63kgだったので、減ってはいるものの、しばらく60kgほどが続いている。55kgほどにしてやりたい。母自身も足に掛かる負担が減るだろうし、私も介助が少しは楽になるかも?そして、不安定なので全く油断できない。本当に1cmの段差で足が止まってしまう。
明日は新しい歯医者へ母を連れて行く。私が通い始めた歯医者。先生と話し合いの結果、この歯医者で手に負えないようだったら「歯の健康センター」へ行く・・ということになった。今日も私だけ治療だったけど、待ち時間が1時間もかかってしまった。参ったなぁ。前の歯医者は、待ち時間がほとんどなかったんだよな。待合室も狭いし・・。
どの歯医者も利点もあれば欠点もある・・ということか。しかし、母がいて待ち時間が長いのは辛いなぁ。大量失禁されると困るし。心配していた天気も回復、車椅子を押して行こう。楽なんだか、大変なんだか?
夕飯は、野菜のポトフ・ご飯・柿。
2008年10月18日
詐欺にご用心 (-_-)
電話を取ると、「北海道の○○水産です。素晴らしいカニがたくさん捕れたました!今回特別に半額の1万円で売ってます!この機会に是非ご賞味してください!」これは「カニ商法」という詐欺だ、とすぐわかった。「いいです」などと中途半端な回答をすると、「買ってもいいです」と勝手に解釈してカニを送りつけてくる。「家はいらないです」と言っても「こんな機会は二度とありませんよ!」しつこい・・。「買わないです!」「鮮度も良くて素晴らしいカニですから!是非、この機会に!たくさん捕れたんですよ!」「良かったね!」ガチャッ!腹たって切ってしまった。騙されるかボケ!向こうの電話の後ろでは、いかにも市場らしい何か活気のある音や声も聞こえていたりする。これも「アリバイ」とかいう効果音を使っているのだろう。
前は青森のリンゴを売りに来たっけ。八百屋の格好して前掛けには「青森」と書いてある。情報によると、箱詰めの上の見えるリンゴだけ程度が良い物。見えない下はクズリンゴ。大体が青森から車で移動販売して儲かるわけないだろう。それから、無料だと宣伝している不用品回収業者。実はこれも荷物を積んだ後にリサイクル料金だの請求するらしい。あと、羽毛布団等々の訪問販売や、リフォーム・床下換気扇やシロアリ業者。あの手この手の振り込め詐欺。世の中は危険がいっぱい、気をつけないと。
夕飯は、雑炊・野菜のポトフ。
2008年10月17日
歯医者偵察と6ヶ月ルール (・_・)
家から1kmもない所に、数年前に歯医者ができていた。調べると、障がい者歯科協力医だった。偵察も兼ねて行ってみよう。私自身、歯医者へ4年ほど行っていなかった。痛い所もないし、検査だけでもしてもらった方がいいな、と。ここならどうにか車椅子を押して行ける。現状からすると、家から近いということが非常に助かる。この歯医者、前にも行こうと思ったものの、スロープがなかったのでやめていた。でも、実は見えにくい所にスロープがあった。
で、私は検査とクリーニングをしてもらった。1本大きな虫歯と、小さな虫歯が複数見つかってしまった。歯のクリーニングは、今まででいちばん丁寧。口腔内の状態と虫歯の状態、治療の説明も今まででいちばん懇切丁寧。物腰柔らかい先生で、とても好感触。高圧的であったり、話しにくい雰囲気がまるでない。
ちょうど私で患者さんがいなくなった。チャンス!色々先生に聞いてみることにした。「お母様を診ることは可能です。訪問診療は、土曜の午後のみです。車椅子でも連れて来れない人が対象になります。デイに通っていたりする方は対象外で、本当に寝たきりの方が対象です。」そうなんだ・・。
私が母を連れて行こうとしていた「歯の健康センター」のことを聞いてみた。「正直な話、そちらに行った方が良いと思います。私たちのような一般の歯科は、一人の患者さんに掛けられる時間が限られています。障がい者さん専門であることの差は大きいと言えます。もちろん、ウチに連れて来て頂ければ診ますよ。」
ついでに、入れ歯の失敗した件を歯医者名を隠して聞いてみた。私は、あの歯医者を責めるつもりはなく、6ヶ月ルールについて聞いてみたかっただけ。「実際に診てないので、なんとも言えません。6ヶ月ルールがあるので縛られてしまいます。入れ歯が合わない原因は様々で一概には言えません。ただ、明らかに失敗して使えない物だとしたら、患者さんも納得できませんよね。誠意ある対応をする必要があると思いますけど、その歯医者次第・・難しいところです。」
仮に私の入れ歯を作ったとして、型取りも医師の言われる通りに作って失敗だったら「これはないんじゃないの?」ってことだろう。前にも書いたけど、母は医師と意思疎通して作るのは困難。だから、クレームを付けるつもりもない。不条理なのは、6ヶ月ルールという制度の問題なんだろう。
去年、新しく入れ歯を作ってもらった時の感動と喜びは忘れない。ただ、この6ヶ月ルールも、そのうち1年になるかもしれないそうだ。更に不便なことになるのかも・・。あと、今の入れ歯を修正する場合は保険が効くそうだ。なんか、物凄く話しやすい先生で友達のような感覚。いいかも?
夕飯は、チキンステーキ・ご飯・味噌汁。
2008年10月14日
やっぱり失敗 (-_-)
新しい入れ歯がどうにもこうにこ使い物にならないので、再度歯医者へ。また雨だ!乗車する時にひどくてびしょ濡れ・・。入れ歯を調整してもらうも「調整するにも限度があるので・・。6ヶ月後なら再度作り直すことができます」取りあえず、それまでは現状の入れ歯を使うことになった。
作り直しで保険が効くのは6ヶ月だったんだ?私は1年後だと思っていた。でも、入れ歯が作成失敗・・ならば、すぐ作り直しも保険適用して欲しいなぁ。幸い母の場合は、どうにか使える入れ歯があるから、まだいいけど。
今度作り直す時は、市の運営する「歯の健康センター」へ行こうと思っている。障がい者専門の歯科ということ。家からも近い場所にあるし。今回の入れ歯が失敗したから・・なんてことじゃない。もはや重度身体障がい者の母を、一般客と混じって診てもらうこと事態が間違っているのかも?などと思うようになった。市の運営する障がい者専門の歯科があるなら、そっちも利用してみよう、という話。
歯医者の駐車場で、車からお爺さんを降ろすのに四苦八苦していた女性を発見。協力しよう、と車から降りると、車椅子へ移乗できていたので退散。介護タクシーも、高くてそう簡単に使えない。車椅子対応の車が欲しいけど、そう簡単に買える代物じゃない。みんな苦労してるな・・。
夕飯は、餃子・ご飯・サラダ。
2008年10月09日
新しい入れ歯は失敗? (-_-)
今日は新しい入れ歯ができる。やはり、母は車の中でニコニコ。歯医者にて・・下の入れ歯がすぐ外れる・・。この時点で予想外のことなど気づかなかった。「隙間があって外れやすいですが、とりあえず様子をみてください」この「隙間」ってのが理解できていなかった。安定剤やればいいのかな?と、楽観していた。すぐ外れるから危ないので外して帰宅。
家で装着を試みるも外れる。安定剤を塗って装着するも外れる。何回やってもだめだ・・。あれ?入れ歯と歯茎の間に妙な大きな隙間ができてるし?何か変だよな?「隙間」ってこのことだったのか。あれ?前の入れ歯と比べると、歯が1本少ない?何度も試みるも、根本的におかしく装着できない。噛まれながらも、すったもんだやっているうちに、ピキッと樹脂が割れてしまった・・。あ~~!へなへな~~っと意気消沈・・。気力がなくなってしまった。
前の前の歯医者で入れ歯をなんとか作ってもらった時のこと。型を取っている時に、少し母が動いてしまった。先生が「あ~、動いちゃった・・」と、がっくりしていた。本来は、それほどシビアなことなんだと思う。それは、そのまま作ってもらって大きな問題はなかった。今の歯医者で1年前に作ってもらった入れ歯は、しっかりできていた。噛み合う歯が劇的に増えて、母はしっかり食事ができるようになった。この歯医者には特に感謝している。
そもそも歯の治療は、医師と患者が協調してのこと。母の状態で入れ歯を作ることが、容易いことじゃないのは間違いない。今後どうするか・・。とにかく、これじゃ使えそうもない。歯医者に電話して事情を話し、来週また行くことになった。今回はどうやら型取りがうまく行かなかったようだ。ただ、歯医者にいた時点で「ちょっと使えないかも?」と、説明と対策を言って欲しかったなぁ・・。今回は完成度が悪いのはわかっていたはずだから。
心配なのは、作り直しで保険外になること。この場合、どうなるんだろう?そうなったら、、前の入れ歯を使い続けるしかなさそう?母の介助もハードになっている。何をするにも重くてたまらん。そのうえ、母を歯医者へ連れて帰ってくると凄い疲れてしまう。訪問診療も相談してみようか?
夕飯は、寿司・野菜のポトフ。